エネファームとエコウィルの違いは？ - 家庭用燃料電池

エネファーム、エコウィルは共にガスで発電し、その際に排出される熱を給湯や床暖房に利用するというコージェネレーションシステムである点では同じですが、その発電方法に違いがあります。
エネファームは都市ガス・LPガス・灯油などのエネルギーから水素を取り出し、燃料電池のセルスタックで空気中の酸素と化学反応させ、水の電気分解の逆の原理で発電します。
エコウィルは都市ガスやLPガスを燃料とするガスエンジンで発電します。
CO2削減では、エネファームはエコウィルに勝ります。従来型の給湯器と発電と比較した時に、年間のCO2削減効果ではエコウィルが約0.87ｔ（21％削減）に対しエネファームは約1.5ｔ（33％削減）です。
エコウィルは化石燃料を燃焼させて発電しますが、エネファームは化石燃料から水素を取り出して発電するため、CO2の排出は少なくて済むということです。

エネファームとエコウィルの違いは？ の詳しくはこちら

エコウィル（ECOWILL）は、ノーリツや長府製作所などが製造する給湯器ユニットと、本田技研工業が供給する発電機ユニットからなるシステムで、各ガス会社より販売されています。
都市ガスやLPガスを燃料とするガスエンジンで発電を行い、その際に発生する排熱を給湯などに利用する家庭用コージェネレーションシステムです。

新築住宅でも徐々に設置数は伸び、都市ガス会社のオール電化に対する「付加価値」としては、現在もっとも貢献度の高い商品です。

エコウィル のメリットとデメリット の詳しくはこちら

エネファームの発電システムは、都市ガス・LPガス・灯油などのエネルギーから水素を取り出し、燃料電池のセルスタックで空気中の酸素と化学反応させ、水の電気分解の逆の原理で発電する仕組みとなっています。
その際に出るのは電気と熱と水という、今までにない一次エネルギーの使い方です。

エネファーム　水素ガスは安全なの？ の詳しくはこちら