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スマートコミュニティは、太陽光や風力など再生可能エネルギーを最大限活用し、一方でエネルギーの消費を最小限に抑えていくために、家庭やビル、交通システムをITネットワークでつなげ、地域でエネルギーを有効活用する次世代の社会システムです。
スマートコミュニティが実現すると・・
住宅やビル、工場はこれまで必要な電力を大規模な発電所から受け取っていましたが、スマートコミュニティでは風力や太陽光などの再生可能エネルギーが、住宅、ビル、工場、使っていない土地などに大量導入され、自分たちで使うエネルギーを自分たちで作ります。
しかし、自然を利用した発電は天候によって発電量が変化し、電力の消費量も、刻々と変わります。スマートコミュニティでは変化する電力の需要と供給をITによってコントロールし、無駄なく安定した電力の活用を可能にしていきます。
スマートコミュニティが暮らしにもたらすメリットとは・・
例えば暑い夏の日に冷房の利用で電力需要は予測を上回ると、コントロールセンターでは各家庭の電力使用を抑えると共に太陽光発電による電力を積極的に使うよう、信号を出します。
すると、あらかじめ各家庭が設定していたプログラムにもとづき、一時的に省エネモードに切り替わったりいったん、停止します。
一方で、太陽光発電を利用したり、電気自動車の蓄電池から電気を取り出すことで、家庭内で必要な電気をやりくりします。
こうして、電気の使用量抑制に協力してくれた家庭は、コミュニティ全体の省エネやCO2削減に貢献したことで、電気代の割引を受けることができます。
さらに、家計にプラスになるように自動的にコントロールしてくれる「お任せ省エネ」が実現します。
また、スマートコミュニティの核となるコントロールセンターでは地域のエネルギー需給の実績や気象情報を元に今後の需要や発電量を予測し、大規模発電所が効率よく発電、需要の大きな部分を再生可能エネルギーなどが補います。コミュニティの中では、エリア間でエネルギーを融通し合って効率的に使います。
たとえば昼間住宅地で余った太陽光発電による電力をオフィスエリアに融通して活用するなど、コミュニティ全体でバランスよくエネルギーを利用することができます。
経済産業省の次世代エネルギー・社会システム実証地域として
横浜市、豊田市、京都府(けいはんな学研都市)、北九州市が選定され、スマートコミュニティ実現のためのスマートハウスを様々な企業と住宅メーカーが協力し新しいアイディアを試しています。
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