') ?>
バイオマスとは、生物資源(バイオ:bio)の量(マス:mass)をあらわし、エネルギー源として再利用できる動植物から生まれた有機性の資源のことです。また、石油や石炭などの化石資源と対して、生きた燃料ともいわれています。
バイオマスの種類はいろいろありますが、大きく分けると廃棄物系バイオマスと栽培作物系バイオマスに分かれます。
廃棄物系:わら、もみ殻など(農業)家畜糞尿など(畜産)間伐材、おが屑など(林業)下水汚泥、木屑など(産業)生ゴミ、廃油など(生活)
栽培作物系:サトウキビ、トウモロコシ、海藻など
バイオマスエネルギーとは、バイオマスを原料として得られるエネルギーのことです。単に燃やすだけのエネルギーから、化学的に得られたメタンやメタノールなどで自動車を動かしたり発電に利用するエネルギーまで、利用分野が広がっています。
例えば、牛3頭1日分の糞尿で、1家庭の1日分の電力がまかなえる程度の発電が可能ですし、サトウキビ1トンで自動車の燃料にも使えるエタノールが0.2トンできます。バイオマスエネルギーは、地球規模でみてCO2バランスを壊さない(カーボンニュートラル)、永続性のあるエネルギーといえます。
とはいえバイオマスは大量に存在していますが、分散しているので収集・輸送コストがかかります。また、そのままでは利用できないため前処理施設が必要です。そのため、日本では、廃棄物系バイオマス賦存量(存在量)は原油換算で約2,600万klあるのに対して、1999年度導入実績は約462万klと18%程度にとどまっています。バイオマスエネルギーは、地球にやさしいクリーンなエネルギーなので、今後の利用拡大が望まれています。
▽生きた燃料 バイオマスエネルギー のキーワード
▽次の記事、前の記事
当サイトのRSS
スポンサードリンク
新着アイテム
ジャンル
Copyright (C) 2008
by パナソニックHIT 旧三洋 太陽光発電システム 日々の 発電 売電 記録