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ロボットスーツHAL福祉用は、人の歩こうとする意思を読み取り動作を補助する、全く新しい装着型のロボットです。CYBERDYNE株式会社(サイバーダイン)が永年の独自の研究成果を基に、NEDOの研究開発プロジェクトの支援を活用して、2010年4月にリース・レンタル販売を開始しました。
ロボットスーツHAL福祉用は、見た目は2足歩行用ロボットや産業用ロボットと違い、どちらかと言えば、義肢や装具を思わせるものです。すでに、国内約200台が稼働中で、医療機関や介護施設などで、医師、理学療法士等の指導の下、動作支援に使用され、効果を上げ始めています。HALを装着し、"自力で歩ける"という体験が、下肢に不自由を抱え、歩くことをあきらめかけてしまった人を元気づけ、再び歩くことへの意欲の大きな原動力となっています。
義肢や装具との大きな違いは、人が筋肉を動かそうとしたとき、脳からの指令が筋肉に伝えられる際に皮膚表面に現れる意思を反映した微弱な生体電位信号を感知して、各関節に装備されたモーターや制御機器が作動して、人間の動作を助けてくれることです。生体電位信号を得ることはもちろん、動作状況を確認、機械の安全性確保のためなど、多数のセンサーが取り付けられています。
例えば、下肢に麻痺があり、思うように足が動かなくても、HAL福祉用は、生体電位信号を検知することによって、装着者が立ち上がったり、歩行したりすることを支援してくれます。生体電位信号を検知すると言っても、特別な装置を頭や皮膚に埋め込むのではなく、ごく簡単なセンサーを貼るだけでよいことも、HAL福祉用の大きな特色です。
NEDOでは単なる技術開発だけでなく、人と接するロボットの安全性を実証し、安全基準づくりと国際標準(ISO)への提案を目指す「生活支援ロボット実用化プロジェクト」(2009〜2013年度)が進められています。
NEDO:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
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