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燃料電池は、水素と酸素の化学反応を利用して電気をつくる発電装置です。水素を燃料電池のマイナス極に供給、また空気をプラス極に供給することにより、電気を発生させます。
燃料電池は、高分子電解質膜に触媒を塗ったMEA(Membrane Electrode Assembly:膜/電極複合体)をセパレーターではさんだ、「セル」と呼ばれるもので構成されています。ひとつのセルの電圧は1V以下と小さいため、数百ものセルを直列で接続し、電圧を高めています。セルを重ねてひとつにまとめたものを「燃料電池スタック」、または「FCスタック」と呼び、一般的に「燃料電池」と言う場合は、この燃料電池スタックのことを指します。
水素を使用した燃料電池の大きな特長は、エネルギー効率の良さです。水素を燃やすことなく直接的に電気を取り出せるため、理論的には水素の持つエネルギーの83%を電気エネルギーに変えることができ、ガソリンエンジンと比較すると、現時点では、およそ2倍以上の効率を誇ります。
燃料電池自動車は、水素と酸素を化学反応させて電気をつくる燃料電池を動力源とするクルマです。車両の開発には、トヨタが培ってきたハイブリッド技術をコアテクノロジーとして応用しています。
ガソリンに代わる燃料である水素は、環境にやさしく、さまざまな原料からつくることができるエネルギー。トヨタは世界に先駆けて、2002年から燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV」を日米で限定販売するなど、燃料電池車の開発で確固たる実績をつくってきました
現在残されている課題として、コスト削減、小型・軽量化、FCスタックの耐久性向上などがあります。
たとえば、コストダウンについては、FCスタックや水素タンクなどのシステム全体で、「トヨタFCHV-adv」の1/10程度まで下がってきています。今後、本格的な市販に向けて、さらにこの半分以下、つまり1/20以下にすることを目指し、開発を進めています。
トヨタFCHV-advに続く新型乗用車は、2015年までに、水素インフラが整備される見込みの大都市周辺で、セダンタイプの新型を一般ユーザー向けに販売する計画です。
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