インフルエンザ対策にサンヨーのウイルスウォッシャー
サンヨーウイルスウォッシャーは、水の力で空気を洗う「ウイルスウォッシャー機能」を搭載した加湿器です。ウイルスウォッシャー機能とは・・簡単にいえば“水”で“空気”を洗うということです。
"水の力で空気を洗う!「virus washer(ウイルスウォッシャー)機能」搭載加湿器
インフルエンザウイルスがどんな形をしていて、人にどのように感染するのか知っていますか? ウイルスは、表面にトゲのような「スパイク:ウイルス蛋白」をくっつけていて、まるで“いがぐり”のような形をしています。 その表面のトゲを利用して、人間のノドや鼻の粘膜にとりつき、感染するんです。でも逆に、ウイルスはトゲを失うと、粘膜などの細胞にとりつけなくなるので、感染することができなくなります。
つまり、ウイルスは本体よりもトゲの働きで人間をおびやかすんです。 意外ですね。 だからトゲを壊してしまえばウイルスは怖くない・・そのトゲを破壊するパワーのもととして注目されたのが、 なんと、どこにでもある水道水なんです。
この水道水の中には少しだけ塩素が含まれているのですが、この塩素を利用したのが、ウイルスウォッシャー機能のシステムなんです。
このシステムを簡単に説明すると、まず、一般の水道水には必ず塩素(塩化物イオン)が含まれています。 この塩素の含まれた水道水を電気分解すると、OHラジカルと電解次亜塩素酸(でんかいじあえんそさん)という2つの物質(活性酸素)を含む電解水が生まれます。
この電解水に含まれる2つの物質は電解水の中に安定して長時間存在できて、ウイルスのトゲ(スパイク)のもとであるたんぱく質を壊す力がとても強く、空気中に浮ぶウイルスや菌に触れると、ダブルのパワーで取りついて、問題のトゲをあっという間に破壊してしまいます。化学的に変質してしまったウイルスは活動ができなくなり、何の薬剤も使わず、水の力で除菌ができるというわけなのです。
水で空気を洗うやり方には3つの方式、応用があります。
1)除菌エレメント方式
菌やウイルスを含んだ空気をウイルスウォッシャー機能のシステムに強制的に呼び集めて、電解水をしみこませたハニカム構造の除菌エレメント(蜂の巣のような細かい穴が空いているフィルター)にしっかり通して除菌する方式です。この除菌エレメントに、ウイルスの含んだ空気をなんとたった1回通過するだけで99%以上のウイルスが抑制されます。この方式は、広い空間の大量の空気を高速に除菌することができるので、人のたくさん集まる公共施設向けなど、業務用の空間清浄システムの中に使われています。
2)除菌電解ミスト方式
OHラジカルと電解次亜塩素酸が含まれる電解水をミスト(霧状)にして、ソフトに部屋中に広げて力を発揮させます。家庭用の空気清浄機に使用されていて、ミストになった電解水が空気の流れに乗ってお家の部屋のすみずみまで入り込み、しっかりとキレイに除菌します。
3)除菌フィルター方式
加湿器に使われている加湿フィルターに電解水をしみこませ、そこに空気を通過させ除菌する方式です。冬場に空気を加湿するだけでなく、なんと、ウィルスや菌までもやっつけてしまう、すごい加湿器としてただいま人気急上昇中です。また、電解水はウイルスや菌だけでなく、アレル物質、カビ、ニオイなども包み込むようにして取り囲んで、2つの物質の強力ダブルパワーで汚れた空気は水で洗われ、キレイになります。