ホンダ「U3-X」体重移動するだけで自在に動く一輪モビリティ
この「U3-X」はホンダが人との調和を目指し、新開発したパーソナルモビリティ技術による一輪タイプの試作機です。このパーソナルモビリティ技術は、二足歩行ロボット「ASIMO」のロボティクス研究で培ったバランス制御技術と、世界初の全方位駆動車輪機構(Honda Omni Traction Drive System:HOT Drive System)により、乗員が体重移動するだけで速度や方向の調整が可能で、様々な方向に動き・曲がり・止まれる一輪モビリティです。
今後は、実際の使用環境における実用性の検証を含め、研究開発を継続していくとのこと。
・「U3-X」の主な特長
1)人が歩くような自由な動き
「ASIMO」の研究で培った、バランス制御技術を応用した車体制御
体重移動による車体の傾きを傾斜センサーで検知し、どの方向にどの程度の速度で移動したいのかを判別。そのデータに基づき、傾きを回復させる緻密な制御を行い、なめらかで機敏な動きと、体重移動だけの簡便な操作性を実現。
2)HOT Drive System(全方位駆動車輪機構)
複数の小径車輪を一列につなぎ合わせて構成した大径車輪を、前後左右や斜めに駆動できる独自の車輪機構を世界で初めて開発。車輪をモーターで制御し、大径車輪を動かすことで前後移動、小径車輪を動かすことで左右移動、2つそれぞれの動きを組み合わせることで斜め移動が可能な車輪機構を新開発。
3)人の両足の間に収まるサイズ。コンパクトで革新的なパッケージ
一輪スタイルのコンパクトで革新的なパッケージを実現。さらに、本体に収納できる折りたたみ式のシートやステップ、ボディカバーがフレームの機能を兼ねる軽量なモノコックボディの採用により、持ち運び時の利便性を高めている。
実物をご覧になりたい方は10月24日(土)から千葉県・幕張メッセで開催される「第41回東京モーターショー2009」に出展されますので、見に行ってはいかが・・・。
Honda「U3-X」の動画が見れる公式サイトはこちらから