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更年期障害の診断には次の2項目が重要とされています。
1)更年期に症状があっても、あくまで症状に対応する器質的変化がないことが診断の必須条件で、除外診断が基本であること。
2)更年期障害は症候群であり、単一の疾患ではなく、個人のもつ内分泌的・性格的・環境的などの複数の要因から生じた結果の総合的な病態であることから、診断自体に重要性はなく、その像のなかにいかなる病態が含まれているか、どの要因が重要かを把握することが治療をするうえでも必要不可欠であること。
また、診断には同じ症状でも器質的疾患に基づいたものであれば更年期障害とはいえないことは当然であり、以下の症状と鑑別診断は最低限必要となります。
・月経不順:子宮筋腫、甲状腺機能の異常
・不正出血:子宮体癌、子宮筋腫、子宮内膜増殖症
・性交後の出血:子宮頸癌、頸管ポリープ、膣炎、膣部びらん
・頭痛が続く:脳腫瘍、くも膜下出血、甲状腺の異常、目・鼻・耳・歯の病気
・頭痛、首や肩のこり、めまい、耳鳴り:高血圧、低血圧、眼精疲労、自律神経失調症・めまい、耳鳴り、難聴:メニエール病、突発性難聴、中耳炎、脳梗塞、脳腫瘍
・関節のこわばり、手や肩腰の痛み:関節リウマチ、五十肩、四十肩、変形性脊椎症、骨粗しょう症・手足のしびれ:変形性脊椎症、脳の病気
・動悸、息苦しい:狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓神経症
・頻尿、残尿感:膀胱炎、子宮筋腫、子宮脱
・のどの乾き:糖尿病
・食欲不振、胃の違和感:胃炎、消化管腫瘍、胃癌
・便秘、下痢をくり返す:大腸ポリープ、大腸癌、過敏性腸症候群
・ゆううつ:うつ病
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