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突発性難聴は、耳の病気を経験したことのない人が、明らかな原因もなく、突然に通常片側の耳が聞こえなくなる病気をいいます。
突発性難聴の原因は明らかではありませんが、ウイルス感染や内耳循環障害が有力と考えられています。
症状は、突然に耳が聞こえなくなる(高度の難聴)と同時に、耳鳴りや耳がつまった感じ(耳閉感)、めまいや吐き気を生じることもあります。めまいは約半数に認められますが、めまいはよくなった後に繰り返さないのが特徴です。また、突発性難聴では耳以外の神経症状(四肢の麻痺や意識障害など)が認められないのが特徴です。発症が突発的であることから、ほとんどの人が発症の時期やそのときの状況を覚えていることが多く、時期がはっきりしないが、徐々に聞こえなくなったというような難聴は突発性難聴ではありません。
突発性難聴に対しては様々な治療法が検討されていますが、どのような治療法が最も有効であるかは未だ明らかではありません。発症時の状況や臨床所見、既往歴などを総合的に判断して治療法を決定します。ウイルス感染に対しては副腎皮質ステロイドが広く用いられています。血管拡張を目的とした薬剤としては血管拡張薬が用いられます。また、血栓により内耳循環障害が生じていると考えられる場合には抗凝固薬が用いられます。代謝改善薬や向神経ビタミン製剤が併用されることもあります。
急性期の治療として最も重要なのは安静です。突発性難聴の発症前に精神的、肉体的疲労感(ストレス)を感じていることが多く、心身ともに安静にして、ストレスを解消することは重要です。難聴の程度によっては入院治療が望ましい場合もありますが、安静のみでも内耳循環障害の改善が期待されます。
突発性難聴は再発しないことが一つの特徴とされており、突発性難聴が再発するようであれば、外リンパ瘻、メニエール病、聴神経腫瘍など他の疾患を疑います。
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