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RA(Rheumatoid Arthritis:RA)とは、関節リウマチのことで、自己の免疫が主に手足の関節を侵し、これにより関節痛、関節の変形が生じる代表的な膠原病の一つ、炎症性自己免疫疾患です。コーラなどの糖入り炭酸飲料を多く飲む女性は、飲まない女性よりRA発症のリスクが高いという結果が研究者により発表されました。また年齢も55歳以上が発症リスクが高いようです。
米国の大規模女性コホート(Nurses' Health Study:NHS)を用いて糖入り炭酸飲料の多飲が関節リウマチ(RA)の発症にどのような影響を及ぼすか調べたところ、多変量解析による補正後も、飲む量が多いほどリウマチ因子(RF)陽性RAのリスクが高まることが示されました。
対象は、食事記録を有しRAを発症していない女性とし、条件に該当するNHSの7万9570人(登録時期:1980〜2008年、30〜55歳の看護師)、およびNHS2の10万7330人(登録時期:1991〜2009年、25〜42歳の看護師)を追跡。
「糖入り炭酸飲料」とは、糖入りのコーラ類などの炭酸飲料とし、糖を含まないダイエットコーラなどは対象外。糖入り炭酸飲料の摂取量で、1群(1杯未満/月)、2群(1〜4杯/月)、3群(2〜6杯/週)、4群(1杯以上/日)の4グループに分類。
RF陽性RAの発症は、全体で241例/155万0557人・年、RF陰性RAの発症は152例/160万9461人・年であり、年齢、家族収入、喫煙、アルコール、初潮年齢、授乳歴、ホルモン剤使用、身体活動量、BMI、マルチビタミン剤使用、食事健康度評価、糖尿病、総摂取エネルギー量で補正を行い、1群を対照群として、糖入り炭酸飲料の摂取量別にRA発症のハザード比を求めた結果、RF陽性RAの発症リスクは摂取量が多い群ほど高くなり、最も摂取量が多い4群のハザード比は1.66(95%信頼区間〔95%CI〕:1.18-2.34、P for trend=0.002)となりました。
また、RF陽性RAと診断された年齢を55歳未満と55歳超の2群に分けると、55歳未満群ではこうした傾向が見られず、55歳超の高齢発症群において顕著であることもわかりました。一方、RF陰性RAについては、糖入り炭酸飲料と発症リスクとの有意な関連は見られませんでした。
糖入り飲料を常飲すると、気付かないうちに多量の糖を摂取してしまいがちです。糖の過剰摂取がRA発症に関連している可能性があると研究者は考えています。
RA患者の建設の変形
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