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PPPDはなぜ起こる PPPD重症度の評価 - 更年期障害 めまい ふらつき

めまいには、浮動性めまい・回転性めまい・立ちくらみ・眼前暗黒感・動揺性めまいなどがありますが、更年期のめまいは主に浮動性めまいです。

PPPDはなぜ起こる PPPD重症度の評価

持続性知覚性姿勢誘発めまい(persistent postural perceptual dizziness:PPPD)発症の契機の典型例には次のようなものがあげられます。
最初にBPPV(持続性知覚性姿勢誘発めまい)や前庭神経炎などの内耳に異常が起きる器質的な疾患を発症します。これらは通常、大きな後遺症もなく治ってしまう疾患ですが、これが治らず慢性化し、持続性になって、めまいも回転性めまいから浮動感へと変わっていきます。なんだかすっきりせず、エスカレーターやエレベーターに乗ると気持ち悪くなるし、動画を見ても気持ちが悪い。パソコン画面のスクロールを見ても気持ち悪くなるといった感じです。
BPPVや前庭神経炎だけでなく、パニック発作や心因性のめまいが先行する場合もあります。器質的疾患や精神疾患が先行し、やがて機能性疾患になっていきます。

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持続性知覚性姿勢誘発めまいPPPD診断基準

めまいの国際学会であるBarany Societyは新しいめまいである持続性知覚性姿勢誘発めまい(persistent postural perceptual dizziness:PPPD)の診断基準を以下のように定めており、AからEの全ての基準を満たす必要があります。

A)浮動感、不安定感、非回転性めまいのうち1つ以上が、3か月以上にわたってほとんど毎日存在する。
1、症状は長い時間(時間単位)持続するが、症状の強さに憎悪・軽減がみられることがある。
2、症状は1日中持続的に存在するとはかぎらない。
B)持続性の症状を引き起こす特異的な誘因はないが、以下の3つの因子で憎悪する。
1、立位姿勢
2、特定の方向や頭位に限らない能動的あるいは受動的な動き
3、動いているもの、あるいは複雑な視覚パターンをみたとき

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めまい ヒト平衡機能の基礎知識

健常な人は、体の平衡機能を意識して生活することはありません。身体のバランス機能は、もっとも基本的な生物のあり方でもあります。植物でも動物でもその生命が消えていくとき、生物の姿勢は崩れてきます。スポーツ選手は、うまくなるために日常の練習で、最も適した運動能力・平衡機能を身につけています。つまり平衡機能は、練習によって向上させることもできるのです。
平衡機能が障害を受けると、歩行すること、まっすぐに立っていることすら不安定になり、ときには起き上がることすら難しくなります。また、周囲が揺れたり、景色や壁があらぬ方向に回りだしtりすると、冷汗とともに、悪心・嘔吐・動悸・血圧の変動、便意など、危機を感じさせる自律神経状態が出現します。

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