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更年期 女性の心理社会的背景として、従来より以下の点が挙げられてきました。
1)ちょうど子供が自立する時期であり、それまでの子育てを生きがいとする役割の喪失感がある。
2)夫婦だけの生活となり、それまで表面に出てこなかった夫婦間の問題が顕在化してくる。
3)近親者を介護したり、あるいはその死に直面し心身の疲労、喪失感を感じる。
4)若さの喪失感、健康面での不安を感じ、体力・容貌の変化に直面する。
具体的にその心理社会的要因を調べると、夫婦間の問題、仕事上のストレス、介護問題など多岐にわたっています。
更年期における内分泌環境の変化は情緒・感情に影響を及ぼし、また心理的ストレスは内分泌環境の変動に関与することが知られています。更年期症状発現の背景には、内分泌学的要因のみならず、心理社会的要因あるいは精神神経的な要因も根底に潜んでいる可能性があります。
更年期の不定愁訴にはうつ病の存在も考慮します。更年期のうつは、身体症状のみが表面に現れることが多く、仮面うつ病の病態を呈しやすいので、詳細な病歴の聴取や心理テストの結果も参考にされます。
うつ病とうつ状態を起しやすい疾患
1)内分泌疾患
クッシング症候群、甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢進症、アジソン病、無月経、乳汁分泌症候群、月経前不快気分障害 など
2)脳器質性疾患
パーキンソン病、アルツハイマー病、脳出血、脳腫瘍、多発性硬化症、頭部外傷、てんかん など
3)その他の身体疾患
糖尿病、慢性疲労症候群、癌、心筋梗塞、高血圧、全身性エリテマトーデス、AIDS、胃十二指腸潰瘍、気管支喘息 など
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