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更年期とは、性成熟状態から卵巣機能が完全に消失するまでの期間、または女性の加齢に伴う生殖期から非生殖期への移行期と定義されています。日本人の女性に当てはめると、50歳前後となり、これは日本の乳癌発症年齢のピークに相当し、乳癌検診においても重要なターゲットとなっています。
更年期障害と乳癌の発症に関しては明らかな関連はありませんが、更年期症状によって生じる身体的失調を改善するために行われるホルモン補充療法(hormone replacement therapy:HRT)と乳癌に関しては、いくつか報告がなされています。
日本乳癌学会の科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン「疫学・予防」2008年版によると、閉経後HRTは乳癌リスクを増加させるかということに関しては、プロゲスチン併用療法はわずかですが乳癌のリスクを増加させることは確実である。エストロゲン補充療法が乳癌のリスクに関連するかどうかは結論づけられないとされています。
2009年に日本産婦人科学会および日本更年期医学界からホルモン補充療法ガイドラインが出版され、HRTの適正使用についての方向性が示されています。
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