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日本における急性心筋梗塞の危険因子として最も重要なのは 高血圧 であり、次いで喫煙・ 糖尿病 の順です。男性では全体におけるリスクと同様に高血圧・喫煙・ 糖尿病 の順ですが、女性では喫煙・ 糖尿病 ・高血圧の順となります。
女性は閉経前までは男性に比べて血圧は低く、閉経後に増加します。更年期の女性の中には精神的ストレスに対して敏感になっている場合もあるため、医療機関で血圧を測定する場合には、白衣高血圧の存在もあるので、家庭で血圧を測ることも必要です。
家庭血圧測定は、朝の高血圧や仮面高血圧の診断に有効です。朝に血圧を測定する場合は、起床後1時間以内、排尿後、朝食前に行います。高血圧の診断基準は、診察室血圧値140/90mmHg、家庭血圧値135/85mmHg以上です。
糖尿病は50歳代までは男性に多いのですが、60歳代・70歳代になると逆に女性に多くなります。女性は閉経後に内臓脂肪蓄積型肥満をきたしやすく、その理由として加齢による運動量の低下、エネルギー消費に対する過剰なカロリーの摂取、そしてエストロゲンの低下が考えられます。内臓脂肪の蓄積はアディポネクチンの分泌を抑制し、末梢組織におけるインスリン抵抗性を増加させます。そのため更年期以降の女性では糖尿病を発症する危険が高くなります。
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