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口腔乾燥症 は、主に 唾液 が減少することによって起こる疾患で、乾燥感のほかに、ヒリヒリ感・会話困難感・嚥下困難感・粘つきなどがあります。
このような症状を訴える人の73.7%が女性であり、年齢は50〜70代がピークであるとの報告があります。原因は、薬剤の副作用、ストレス、シェーグレン症候群、糖尿病や腎臓病などの全身疾患、唾液腺の疾患、頭頸部腫瘍に対する放射線治療、女性ホルモンの減少、口呼吸などがあげられます。
なかでもシェーグレン症候群は、1:13.7の割合で女性に多い自己免疫疾患であり、40〜50歳代に発症することが多いことから、性ホルモンの影響が示唆されています。
また、閉経に伴う女性ホルモンの減少によって口腔乾燥症が起こり、ホルモン補充療法によって唾液分泌量が増加したという報告もあります。
口腔乾燥症の検査
1)唾液分泌量の測定
15分間唾液をコップに吐き出して量を測定、0.1ml/min以下なら分泌低下
2)血液検査
シェーグレン症候群では、抗SS-A抗体・抗SS-B抗体が陽性になることが多い
3)画像検査
唾液腺シンチグラフィ、耳下腺造影検査、唾石の有無を調べるX線検査、超音波検査など
4)口唇生検
口唇腺を数個摘出し、リンパ浸潤の有無を調べる
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