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ホルモン補充療法(HRT)ガイドラインでは、HRTを施行する前ならびに施行中、以下のような管理指針にしたがってさまざまな検査を行うことが示されています。
●投与前
1)HRTの目的の確認(治療か予防か)
2)問診にて禁忌のない事を確認
3)HRT投与法の選択
4)投与前検査
【必須項目】
・血圧、身長、体重
・血算、生化学検査(肝機能・脂質)*1
・内診および経膣超音波診断、子宮頸部細胞診(1年以内の)、子宮内膜癌検診*2
・乳房検査*3
【選択項目】
以下の検査はオプション検査として考慮しても良い
・骨量測定
・心電図
・凝固系検査*4
・心理テスト
5)インフォームドコンセント
●投与中(毎回)
周診:マイナートラブルを含めた症状の聴収*5
●投与中(年に1〜2回)
1)HRT継続について検討
2)投与中検査
・血圧、身長、体重
・血算、生化学検査(肝機能・脂質)*1
●投与中(1年毎)
1)投与中検査
・内診および経膣超音波診断、子宮頸部細胞診、子宮内膜癌検診*6
・乳房検査*3
●投与終了後(1〜2年毎)
投与後検査(HRT中止後5年までは乳房検査および婦人科癌検診を勧める)
・内診および経膣超音波診断、子宮頸部細胞診、子宮内膜癌検診*2
・乳房検査*3
*1:ALT、AST、LDH、T-Chol、HDL-C、LDL-C
オプションとして血糖、Ca、γGTP、ALP、CPK、Cr
*2:原則的には子宮内膜細胞診(組織診)を行う。病理学的検索が不可能な場合には経膣超音波診断法で子宮内膜厚を測定する。閉経後症例で5mm以上の場合は子宮内膜癌の疑いがあるので精査を行う。
*3:触診および画像検査(マンモグラフィー、または超音波診断)を行う。
*4:検査することが望ましいが、血栓症を予測できる特異的なマーカーは現在のところ無い。
*5:出血の状態(長期間、もしくは多量の出血を認めた場合は適宜子宮内腔検査)
*6:HRT中は子宮内膜厚を子宮内膜癌の予測に使用できない。
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