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50歳前後の更年期女性で朝のこわばりなどの関節症状を訴えてリウマチ外来を来院する患者は多く、そのうちの9割近くは放置しても自然に軽快消失するとされていますが、関節リウマチ(RA)を発症するケースも見られます。こうした関節症状のある更年期女性に対してホルモン補充療法(HRT)の効果を検討した結果、RF陽性例ではHRT未施行例に比べて有意にRA発症が低いことを示されました。(日本リウマチ学会JCR2014宮地清光氏らの発表より)
50歳前後で生じる肩や腕の痛みは五十肩と総称されますが、五十肩には凍結肩だけでなく、腱板断裂や石灰性腱炎、変形性関節症など、多彩な疾患が含まれています。エコー検査を活用して外来で迅速にこれらの疾患を見分けた上で、凍結肩患者に対して、サイレント・マニピュレーションにより20分程度の外来治療で治す神経ブロック下授動術(サイレント・マニピュレーション)が注目されています。
サイレント・マニピュレーションとは、以前から行われていた授動術を改良したもので、エコーガイド下に肩関節支配のC5、C6神経根周囲に麻酔薬を注入(神経ブロック)した上で、上肢を動かし、硬くなった関節包を徒手的に破断させ、拘縮を解除する治療法です。
従来の授動術は全身麻酔下で行うもので、骨折や腱板断裂などのリスクが指摘されていました。本法も慎重に行うべき手技であることに変わりはありませんが、神経ブロック下では患者に意識がある状態で行うため、有害事象があれば反応も得やすくリスクは下がり、これまで骨折や腱板断裂などの合併症は1例も経験していないという報告があります。
骨粗しょう症 の予防と治療ガイドラインによれば、女性であること自体が 骨粗しょう症 における1つのリスクファクターであるとされており、その有病率は女性が男性の約2倍で、その大きな要因は 閉経後骨粗しょう症 にあります。
閉経後の女性ホルモンの低下により骨粗しょう症が発症することはすでに1941年に報告されていますが、この変化は閉経後から始まるものではありません。閉経前であっても、卵巣機能は衰退し始めて月経不順となると年間役2%の骨量低下を認めるようになります。
一方、月経正順群においてもこの時期には約1%低下を認め、閉経前のこのような骨量の減少は約5年間ほどあると考えられるため、トータルで5〜10%の減少になると推計されます。
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