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スポーツ活動が原因で生じる貧血を「スポーツ貧血」と呼びます。スポーツ貧血の中で最も多い原因は鉄欠乏性貧血です。その他に利用可能エネルギー不足(low energy availability:LEA)が根本的な原因である、スポーツにおける相対的エネルギー不足(relative energy deficiency in sport:RED-S)、溶血性など様々です。
体内の鉄の総量は3,000〜4,000mgであり、そのうちの70%は赤血球に含まれるヘモグロビン鉄として利用されています。残りの30%はミオグロビンやヘム鉄、貯蔵鉄として存在します。腸管から吸収される食事由来の鉄は1〜2mg/日であり、喪失する鉄も1〜2mg/日あります、20〜25mgの鉄が新たな赤血球のヘモグロビンとして用いられます。赤血球の寿命は120日なので、毎日1/120の赤血球が処理されて新生することになります。
スポーツ貧血の主な原因
1)鉄需要の増加:成長 筋肉量増大
2)鉄の喪失:月経 汗 消化管出血 血尿
3)鉄の摂取不足や吸収低下:栄養不足 トレーニング疲労による摂取量の低下 消化管での鉄吸収の低下
4)溶血:足底部への繰り返される衝撃 血管内溶血
5)その他:相対的エネルギー不足(RED-S) 一過性の循環血漿量増加に伴う希釈性貧血
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