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トリグリセライド(TG)の日内変動を2型糖尿病患者(全員が糖尿病食で、総カロリーは標準体重当たり27Kcal、脂質は25%)で調べた報告によると、TGはリポ蛋白という形で血中を運搬され、半減期は数時間に及ぶため、オーバーラップが生じます。そのため血糖値とは異なり、食事に応じた山や谷を繰り返しません。1峰山を示し、TG値のピークは昼食後2時間でした。空腹時と最大値との差も33mg/dL程度であり、欧州の学会の定めた非空腹時TG値が低すぎるとはいいきれません。
日本糖尿病学会が主導して作成したテストミールを用いた食後TG値の変化では、テストメールは総カロリーが460kcalで脂肪が18g入る少し脂肪過多の食事を使用、空腹時TGは糖尿病患者で高く、TGの上昇幅は糖尿病患者と非糖尿病患者に大きな差は認められませんでした。空腹時と食後4時間との差はわずか25mg/dLで、これは欧州の学会の空腹時、非空腹時のTG値と一致します。今後はわが国においても非空腹時TGのカットオフ値が検討されると思われます。
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