') ?>
代表的な脂質異常症治療薬は
・HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン系薬剤)
・フィブラート系薬剤
・陰イオン交換樹脂:レジン(胆汁酸吸着剤)
・プロブコール
・コレステロール吸収阻害薬(エゼミチブ)
・ニコチン酸誘導体
・イコサペント酸エチル(EPA)
に分類されます。
それぞれの薬剤の概要・作用機序・効果・副作用についてまとめてみました。
HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン系薬剤)
1)概要
コレステロールを低下させる薬であり、現在スタンダードスタチン(プラバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチン)とストロングスタチン(アトルバスタチン、ピタバスタチン、ロスバスタチン)の6剤がわが国で使用可能です。スタチン系薬剤を用いた多くの介入試験が行われ、多くのエビデンスが得られ、高い安全性と有効性が認められたことにより、現在、最も使用されている薬剤です。
2)作用機序
コレステロールは、酢酸から13以上の段階を経て合成されますが、スタチン系薬剤は、その合成経路の律速酵素であるヒドロキシメチルグルタリルCoA(hydroxymethlglutaryl-CoA:HMG-coA)還元酵素を抑制し、肝臓でのコレステロールの合成を低下させます。その結果、LDL受容体が増加・活性化され、血中からのLDL取り込みが増加し、LDL-Cが低下します。
3)効果
一般に、LDL-Cの低下効果は、スタンダードスタチンで25〜30%、スタンダードスタチンで40〜50%と強力です。ストロングスタチンは、TG低下作用も認められるため、重症例やLDL-CとTGの両方が高い場合に有効です。
▽代表的な脂質異常症治療薬 のキーワード
▽次の記事、前の記事
サイトについて
このサイトは「健康診断・血液検査MAP」の新規記事を掲載しています。 過去の記事はこちらから閲覧できます。当サイトのRSS
新着アイテム
ジャンル
Copyright (C) 2008
by 健康診断・血液検査MAP2