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グルタミン酸脱水素酵素(GDH)と毒素の両者を検出する迅速診断法の感度は十分でないとする報告もあるため、本検査のみに頼った診断はCDIを見落とす可能性があります。より感度・特異性が高く、かつ迅速に結果が得られるPCR法などの遺伝子検査法を用いた検出法として、NAATが開発され欧米ではCDIの標準的な診断法とされています。
従来からCDI診断における検出対象としてトキシンB遺伝子が注目されていましたが、各施設で独自の方法で行うには手間と時間がかかり、経験も必須で、標準化や精度管理の面でも通常検査として用いることが困難でした。近年、自動機器の開発が進み、糞便検体を直接利用し遺伝子の抽出・増幅・解析を行うことにより、煩雑性や手作業によるコンタミネーションの課題が解消され、臨床レベルでトキシンB遺伝子を検出できるようになりました。
現在、わが国ではBDマックスCDIFF(日本ベクトン・ディッキンソン社)、Xpert C.diffcile「セフィエド」(ベックマン・コールター社)、Verigene CFD(日立ハイテクノロジーズ社)の3つの自動機器が利用されています。
トキシンB遺伝子検査は感度・特異性ともに高いことが特徴で、感度87〜100%、特異度98.8〜100%です。測定に関する用手的過程は極力簡易化されており、専用のカートリッジに検体添加後は原則自動化が整えられ、120分以内に結果が判明します。
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