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Clostridioides difficile感染症(C.difficile infection:CDI)はこの10年で病態を理解するための基盤となる微生物学的特徴もかなりわかってきたうえに、診断が進歩し、治療薬も登場しました。徐々にその病態が見えるようになったいま、微生物学的特徴を十分に理解して、CDI診療を診断から支えることが重要となります。
微生物の分類方法に遺伝子学的解析が用いられるようになり、分類学上の整理がいろいろな細菌で進んでいます。”クロストリジウム”として臨床で知られていた細菌についても例外ではなく、Clostridium difficileもClostridioides difficileへと正式に変更になりました。これまで”クロストリジウム”と呼称してきた細菌は偏性嫌気性、芽胞形成性という共通した特徴をもったグラム陽性桿菌というイメージがあますが、例えばClostridium perfringensやC.tetani、C.botulinumなどとC.difficileは”科”レベルで大きく異なっており、分類学上明確に識別できる名称とする必要が生じました。CDIと略すことがすでに世界的に浸透していたことも考慮し、名称に影響がでないようClostridioides difficileという名称に落ち着きました。
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