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アルブミン尿・蛋白尿は、糖尿病診療を考えるうえで重要なバイオマーカーであるものの、これら単独のみでは、全ての糖尿病患者のリスク評価には不十分です。糖尿病患者の腎変異とアルブミン尿の程度を比較した研究では、微量アルブミン尿が出現する以前の正常アルブミン尿期において、すでに糖尿病に伴う腎病理組織変化が認められていることが報告されています。
また、アルブミン尿・蛋白尿を認めずに腎機能のみが低下している糖尿病患者が少なからず存在していること、アルブミン尿を合併する患者数が減少する一方で、GFR60mL/min/1.73mm2未満の患者数が増加していることが報告されています。そのため、糖尿病性腎症患者の予後改善を目指すためには、微量アルブミン尿の出現よりも早期に腎症を診断できるバイオマーカー、アルブミン尿を呈さない糖尿病患者の腎機能低下を予測できるバイオマーカーの同定が求められています。
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