') ?> 速効型インスリン分泌促進剤 グリニド薬 - 健康診断・血液検査MAP2

速効型インスリン分泌促進剤 グリニド薬

グリニド薬は、SU骨格類似の立体構造を有するため、膵β細胞のSURに選択的に短時間結合し、KATPチャネルの閉鎖を介してインスリン分泌を促進します

速効型インスリン分泌促進剤 グリニド薬

1)作用機序
グリニド薬は、SU骨格類似の立体構造を有するため、膵β細胞のSURに選択的に短時間結合し、KATPチャネルの閉鎖を介してインスリン分泌を促進します。SURと結合力は弱く、解離も早いので、短時間かつ速効的に食後のインスリン追加分泌を促進します。また、小胞体に作用してCa2+を放出する作用もあり、インスリン分泌を増強します。

2)副作用
・低血糖
インスリン分泌を直接刺激するため、低血糖が最も多い副作用です。
・肝機能障害
肝機能障害がみられることがあります。
3)臨床検査値の変動
・食後脂質異常症の改善
膵外作用として、PPAR-αやPPAR-γの活性化、LPL活性の促進などを介した脂質異常改善作用が報告されています。

▽速効型インスリン分泌促進剤 グリニド薬 のキーワード

▽次の記事、前の記事

糖尿病治療薬の効果と副作用 スルホニル尿素(SU)薬 | ジぺプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬

健康診断・血液検査MAP2:新着記事

鉄のホメオスタシス
生体は鉄過剰や鉄欠乏に陥らないように複数のステップで鉄の取り込みを制御しています。
続発性鉄過剰症と鉄の毒性
蓄積した鉄により生じた活性酸素種(reactive oxygen species:ROS)が肝細胞障害や変異原生塩基の生成を惹起することが知られています。
単球由来マイクロパーティクル
膜小胞体は細胞の内部顆粒や膜性微粒子、および機械的破壊によって生成された膜のフラグメントを含み、マイクロパーティクル(microparticle:MP)と呼ばれています
My Nightingale マイ ナイチンゲール総合的健康状態把握
バイオマーカー測定値より算出される総合健康指標および各種健康指標
新型コロナ経口薬パキロビッドパック(Pfzer社)を特例承認
厚生労働省はファイザーが申請した「パキロビッドパック」(ニルマトレルビル・リトナビル)を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬として特例承認しました
尿中コルチゾール
コルチゾールは、下垂体から分泌されるACTHの刺激を受けて、副腎皮質束状層より分泌される分子量362.5の糖質コルチコイドでACTHとの間にフィードバック関係があります
新型コロナウイルスCOVID-19のサイトカインストーム
「サイトカインストーム」は、何らかの原因によりIL-1β、IL-6、TNF-αなどの血中サイトカインの大量産生状態と、続発する全身の炎症状態を伴う過剰な免疫反応を表す言葉です
sFlt-1/PlGF比 妊婦高血圧腎症発症予測
PEの病態形成には、血管新生因子である胎盤増殖因子(PlGF)およびその阻害因子の可溶性fms様チロシンキナーゼ1(sFlt-1)が関与していることが明らかになっています
ctDNAの量と検査方法
血漿DNAの量は10ng/mL以下と微量であり、このうち腫瘍由来のctDNAは通常0.1〜1%の低頻度で含まれています
cfDNAとctDNA
cell-freeDNA(cf-DNA)は体内の細胞が死滅する際に、ゲノムDNAが細胞外に放出され血液中に短く断片化した遊離DNAです

Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS! Lint