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Ronco分類は、2008年にRoncoらによって提唱されたもので、心臓と腎臓のどちらかの障害が他方の臓器の障害を誘発する複雑な種々の病態である、心腎症候群(cardio-renal syndrome:CRS)を発症機転と経過から1〜5型に分類しています。このRonco分類を基に予防・診断・経過観察に有用と思われる比較的新しい臨床検査や、今後期待されているバイオマーカーについてまとめています。
・Type1(急性心腎症候群):急性の心機能低下によって、急性の腎機能低下が引き起こされるもの(急性非代償性うっ血性心不全、心原性ショックなど)
・Type2(慢性心腎症候群):慢性の心機能低下によって、慢性の腎機能低下が引き起こされるもの(慢性うっ血性心不全など)
・Type3(急性腎心症候群):急性の腎機能低下によって、急性の心機能低下が引き起こされたもの(急性腎虚血、糸球体腎炎による心不全憎悪など)
・Type4(慢性腎心症候群):慢性の腎機能低下によって、慢性の心機能低下が引き起こされるもの(糸球体または間質性腎疾患に伴う心肥大など)
・Type5(二次性心腎症候群):全身性疾患による心・腎の機能低下(糖尿病、敗血症など)
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