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低ナトリウム血症の診断では、血糖および中性脂肪の値から高張性および等張性低ナトリウム血症を鑑別します。低張性低ナトリウム血症の鑑別診断は体液量の評価・血漿浸透圧・尿浸透圧・尿中Na濃度などから総合的に判断します。特に尿中Na濃度を考慮して鑑別します。
体液量低下による低ナトリウム血症では代償機構によって尿中Na濃度は20mEq/L未満になることが多いのですが、原発性副腎不全や利尿薬の使用などでは腎臓からのNa喪失が生じ、尿中Na濃度は増加します。体液量の増加した低ナトリウム血症では体液量が増加していても有効循環血液量が低下しているため、腎臓におけるNa再吸収は亢進して尿中Na濃度は低下します。ただし、腎不全では尿中Na濃度は増加します。副腎皮質機能は、早朝安静時のコルチゾール基礎値を測定し、4μg/dL未満であれば副腎不全の可能性が高く、18μg/dL以上であれば正常と考えられます。
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