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透析を受けている末期腎不全患者では、次のような理由からカルニチン欠乏症になりやすいとされています。
1)透析時の除去
カルニチンは低分子であるため、透析により血漿中の約70%が透析液中に除去されます。
2)腎臓での合成低下
腎機能障害により、腎臓でのカルニチン合成が低下します。
3)摂取低下
食事内容の制限や食欲不振などにより、カルニチンそのものや原料となるリジンやメチオニンが摂取不足になります。
また、カルニチンは透析期間が長くなるほど低下します。また、透析患者特有の筋肉症状・心症状・エリスロポエチン抵抗性貧血などの発症原因の一つにカルニチン欠乏が関与していると考えられています。
透析患者へのカルニチン投与効果
透析患者に認められるさまざまな症状について、カルニチンの投与がQOLに対しても改善効果があると言われています。
・腎性貧血の改善
・心機能改善
・筋けいれん、無力症の改善
・抗動脈硬化作用
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・脂質改善作用
・透析時の低血圧抑制効果
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