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ウイルス抗原検査に用いられる検査法の測定原理と特徴

シェル・バイアル (円筒形容器) 内のスライドグラスに感受性細胞を培養し、検体を接種した後遠心操作を行う。 24〜48時間培養後に、ウイルス特異的抗体を用いた蛍光抗体法 (FA) により、培養で発現したウイルス特異抗原を検出。

ウイルス抗原検査に用いられる検査法の測定原理と特徴

シェル・バイアル法
シェル・バイアル (円筒形容器) 内のスライドグラスに感受性細胞を培養し、検体を接種した後遠心操作を行う。 24〜48時間培養後に、ウイルス特異的抗体を用いた蛍光抗体法 (FA) により、培養で発現したウイルス特異抗原を検出。
・感染性のあるウイルスの検索が、ウイルス分離培養に較べ短時間で可能

EIA:酵素免疫法
Enzyme immunoassay
ウイルス抗原と特異抗体を反応させ、酵素反応により検出。 特異抗体に直接酵素を標識して検出する直接法と二次抗体に酵素標識する間接法がある。
・高感度

FA:蛍光抗体法
Fluorescent antibody method
ウイルス抗原と特異抗体を反応させ、蛍光色素により検出。 特異抗体に直接蛍光物質を標識して検出する直接法と二次抗体に蛍光物質を標識する間接法がある。
・特異性が高い

PCR:遺伝子増幅法
Polymerase chain reaction
熱変性1本鎖DNAに目的のプライマー (特異的に増幅させたい領域の各DNA末端と相補的20〜30塩基のDNA断片) を結合させDNAポリメラーゼによりDNA合成反応を行い、これを繰り返すことにより目的とするDNA配列を指数関数的に増幅。
・高感度・特異性が高い

サザンブロットハイブリダイゼーション
Southern blot hybridization
制限酵素で消化したDNAをアガロース電気泳動により分画し、1本鎖DNAに変性後、毛細管現象を利用してナイロンメンブレンに転写して、標的 プローブとハイブリダイゼーションを行い、目的の遺伝子を検出する方法。
・DNAの量的、質的変化の異常を解析 

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