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MCP-1(monocyte chemotactic protein-1 )は単球の走化性因子として見出された蛋白です。単球に対する作用は走化性の亢進の他に、ライソゾーム酵素や活性酸素の放出亢進、抗腫瘍活性の増強、IL-1およびIL-6の産生誘導などがあり、単球活性化因子としての役割が明らかとなっています。単球以外への作用としては、好塩基球の化学伝達物質遊離促進作用、Tリンパ球走化性亢進作用があげられます。
MCP-1の産生・分泌は、LPS(リポ多糖体)や炎症性サイトカインの刺激により、さまざまな細胞に認められますが、単球・マクロファージ、線維芽細胞、血管内皮細胞によるものが代表的です。また、ある種の腫瘍細胞ではMCP-1の自律的、恒常的産生が観察されています。MCP-1は各種の炎症病変において単球およびT細胞の組織浸潤を促進すると考えられています。
検査材料:EDTA血漿
測定方法:EIA
基準値:単位(pg/mL)149以下
・高値を示す病態
各種炎症性疾患
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