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認知症の診断に問診は大きな位置を占めます。問診で見当を付け、身体・神経学的診察や認知機能検査でこれを確認するとともに病型を推定します。その後、各種検査を行い、病型や治療可能な疾患・病態の確定へと進めていきます。
物忘れが主訴となることが多いので、その内容や程度を問います。経験自体を忘れている、事実を言っても思い出せない、というのは病的な物忘れである可能性が高くなります。
慣れたところで道に迷うか(地誌的見当識)、薬の管理ができるか、リモコンや電気製品が使えるか(道具的日常生活動作activities of daily living:ADL)、料理の献立を考えて作れるか(実行機能)などについても問います。好きだった趣味をしなくなる、些細なことで怒るようになる、なども認知症の初期にみられる症状です。また、認知症の行動・心理症状(behaviorsl and psychlogical symptoms of dementia:BPSD)も聴取します。
身体・神経学的所見では、構音障害、歩行障害、麻痺、パーキンソン症状の有無などが重要です。診察のなかで病識や礼節の有無を判断します。取り繕い、振り返り行動は、認知症の重要なサインです。
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