') ?> 認知症の診断 問診・身体神経学的診察 - 健康診断・血液検査MAP2

認知症の診断 問診・身体神経学的診察

認知症の診断に問診は大きな位置を占めます。その後、各種検査を行い、病型や治療可能な疾患・病態の確定へと進めていきます。

認知症の診断 問診・身体神経学的診察

認知症の診断に問診は大きな位置を占めます。問診で見当を付け、身体・神経学的診察や認知機能検査でこれを確認するとともに病型を推定します。その後、各種検査を行い、病型や治療可能な疾患・病態の確定へと進めていきます。
物忘れが主訴となることが多いので、その内容や程度を問います。経験自体を忘れている、事実を言っても思い出せない、というのは病的な物忘れである可能性が高くなります。

慣れたところで道に迷うか(地誌的見当識)、薬の管理ができるか、リモコンや電気製品が使えるか(道具的日常生活動作activities of daily living:ADL)、料理の献立を考えて作れるか(実行機能)などについても問います。好きだった趣味をしなくなる、些細なことで怒るようになる、なども認知症の初期にみられる症状です。また、認知症の行動・心理症状(behaviorsl and psychlogical symptoms of dementia:BPSD)も聴取します。
身体・神経学的所見では、構音障害、歩行障害、麻痺、パーキンソン症状の有無などが重要です。診察のなかで病識や礼節の有無を判断します。取り繕い、振り返り行動は、認知症の重要なサインです。

▽認知症の診断 問診・身体神経学的診察 のキーワード

▽次の記事、前の記事

認知機能障害 原因となる疾患例 | 認知症の診断 認知機能検査

健康診断・血液検査MAP2:新着記事

鉄のホメオスタシス
生体は鉄過剰や鉄欠乏に陥らないように複数のステップで鉄の取り込みを制御しています。
続発性鉄過剰症と鉄の毒性
蓄積した鉄により生じた活性酸素種(reactive oxygen species:ROS)が肝細胞障害や変異原生塩基の生成を惹起することが知られています。
単球由来マイクロパーティクル
膜小胞体は細胞の内部顆粒や膜性微粒子、および機械的破壊によって生成された膜のフラグメントを含み、マイクロパーティクル(microparticle:MP)と呼ばれています
My Nightingale マイ ナイチンゲール総合的健康状態把握
バイオマーカー測定値より算出される総合健康指標および各種健康指標
新型コロナ経口薬パキロビッドパック(Pfzer社)を特例承認
厚生労働省はファイザーが申請した「パキロビッドパック」(ニルマトレルビル・リトナビル)を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬として特例承認しました
尿中コルチゾール
コルチゾールは、下垂体から分泌されるACTHの刺激を受けて、副腎皮質束状層より分泌される分子量362.5の糖質コルチコイドでACTHとの間にフィードバック関係があります
新型コロナウイルスCOVID-19のサイトカインストーム
「サイトカインストーム」は、何らかの原因によりIL-1β、IL-6、TNF-αなどの血中サイトカインの大量産生状態と、続発する全身の炎症状態を伴う過剰な免疫反応を表す言葉です
sFlt-1/PlGF比 妊婦高血圧腎症発症予測
PEの病態形成には、血管新生因子である胎盤増殖因子(PlGF)およびその阻害因子の可溶性fms様チロシンキナーゼ1(sFlt-1)が関与していることが明らかになっています
ctDNAの量と検査方法
血漿DNAの量は10ng/mL以下と微量であり、このうち腫瘍由来のctDNAは通常0.1〜1%の低頻度で含まれています
cfDNAとctDNA
cell-freeDNA(cf-DNA)は体内の細胞が死滅する際に、ゲノムDNAが細胞外に放出され血液中に短く断片化した遊離DNAです

Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS! Lint