') ?>
補聴器は単に音を大きくするだけの装置ではなく、患者の聴力の特性に合わせて、周波数ごとに音を増幅するように設定するものです。難聴の程度の診断には純音聴力検査が必須ですが、補聴器の装用にあたっては、語音聴力検査で、言葉としての弁別能力を検査する必要があります。語音弁別能力が悪い場合には、補聴器の効果が上がりにくいことが予想されます。
補聴器は”管理医療機器”に分類された”補装具”であり、販売にはさまざまな規則が定められています。十分な知識と経験のある有資格者が販売することが望ましく、難聴の方が適正に補聴器を使用できる環境を提供するために、日本耳鼻咽喉科学会では補聴器相談医の委託精度を設けており、またテクノエイド協会は、日本耳鼻咽喉科学会と協力して認定補聴器専門店、認定補聴器技能者認定しています。各地域の補聴器相談医の名簿は日本耳鼻咽喉科学会のホームページ、認定補聴器技能者は日本補聴器技能者学会のホームページ、認定補聴器専門店はテクノエイド協会のホームページでそれぞれ公開されています。
補聴器の装用については、まず耳鼻咽喉科専門医や補聴器相談医の診察を受けた上で、補聴器の適応があるかどうかの判断を受けます。補聴器相談医は適切な補聴器販売店へ、その情報を”補聴器適合に関する診療情報提供書”として作成し提供することになっており、この書類は補聴器購入に関する医療費控除を受ける際にも必要になります。インターネットでの補聴器購入や、耳鼻咽喉科医の診察なしでの補聴器購入では、適切な補聴器を選択することが困難であり、さまざまなトラブルにもつながる可能性があります。
▽補聴器の適正使用 のキーワード
▽次の記事、前の記事
サイトについて
このサイトは「健康診断・血液検査MAP」の新規記事を掲載しています。 過去の記事はこちらから閲覧できます。当サイトのRSS
新着アイテム
ジャンル
Copyright (C) 2008
by 健康診断・血液検査MAP2