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老人性難聴

聴力は20歳代をピークとして加齢とともに徐々に低下していきます。難聴の年齢別有病率は65歳を過ぎると急激に増加し、80歳以上では80%にも達します

老人性難聴

聴力は20歳代をピークとして加齢とともに徐々に低下していきます。難聴の年齢別有病率は65歳を過ぎると急激に増加し、80歳以上では80%にも達します。わが国の65歳以上の高齢者の約半数に当たる1,500万人に難聴があるとも推定されています。老人性難聴の原因は”内耳障害”と”神経障害”であり、小さな音が聞こえにくくなるだけではなく、言葉の聞き分けが悪くなり、聞き取るまでに時間がかかるようにもなります。

難聴の特徴としては、両側性に生じ、左右同程度の、高音漸傾型(高音になるほど聴力が低下する)を呈することです。徐々に進行するため自覚症状に乏しく、テレビの音を大きくする、聞き返しが多いなど、周囲から聴力の低下を指摘されることも多くなります。高音域が聞こえにくくなるため子音が明確に聞き取れず、全体的にくぐもり、はっきりしない感じに聞こえるようになります。コミュニケーションがうまくいかなくなるため、他人とのかかわりを敬遠したり、引きこもったり、日常活動が低下します。難聴とうつ病の発症や認知症との関連性も指摘されています。

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