') ?>
臨床診断値には、治療閾値・疾患識別値(診断閾値)・予防医学的閾値の3種類があります。
治癒閾値は、医学的な介入を必要とする検査の閾値のことであり、医学的な経験に基づいて設定されるものであって、健常者と非健常者を分割する値ではありません。いわゆるパニック値はこれに含まれます。
疾患識別値はカットオフ値ともいい、ある検査で特定の疾患について、疾患群と非疾患群を判別する最適な値として設定されるものです。この値は、検査の感度や特異度、有病率、コストなどを考慮して設定されます。
予防医学的閾値は、疫学調査研究から将来疾患を発症するリスクが高いと予想され、予防医学的な介入が必要と考えられる検査値です。検査値と発症率の関係をコホート研究などで検討して設定されるもので、現在健常であることは関係なく設定されます。
以上のように、臨床判断値とは、”(予防も含めて)医学的な介入が必要な境界値”を示すものであって、基準範囲同様、健常者と非健常者との境界値ではありません。
▽健診・人間ドックにおける臨床判断値 のキーワード
▽次の記事、前の記事
サイトについて
このサイトは「健康診断・血液検査MAP」の新規記事を掲載しています。 過去の記事はこちらから閲覧できます。当サイトのRSS
新着アイテム
ジャンル
Copyright (C) 2008
by 健康診断・血液検査MAP2