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コひっかき病(cat scratch disease:CSD)は、おもにネコからヒトに伝播する人獣共通感染症で、その主要原因菌はBartonella henselaeです。本症は、受傷後約1〜3週間後に有痛性のリンパ節腫脹および発熱を認める定型例から、バリノー眼腺症候群、急性脳症、多発性肝脾肉芽腫など非定型例の重症例まで、その臨床病型は多彩です。
HIV感染者などの免疫不全患者では、細菌性肝臓紫斑病や細菌性血管腫症を惹起することも知られています。また、宿主の免疫不全状態の有無にかかわらず、菌血症を起こし不明熱の原因菌にもなっています。
近年、ノミやイヌからも感染することが明らかとなり、ペットブームの中CSD患者の年間発生数も増加し、確定診断の重要性が増しています。
・血清学的診断法
1)間接蛍光抗体(IFA)法
2)酵素抗体(EIA)法
・臨床材料からのB.henselae検出
1)培養法
2)DNA診断:ネコひっかき病(Bartonella henselae)DNA同定
検査材料:ぬぐい液(滅菌プラスチック軸の綿棒で拭い専用容器に保存)
測定方法:リアルタイムPCR
基準値:検出せず
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