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次世代シーケンサーとは、ハイスループットに遺伝子配列を読むための機器の総称です。イルミナ社、サーモフィッシャーサイエンティフィック社、他で販売されています。これらの次世代シーケンサーの最も優れた点は、並列解析(複数サンプル同時解析)が可能であり、データ量(読むことができる塩基の数)の多さにあります。
イルミナ社のMiSeqシステムを例に測定原理を説明すると、MiSeqシステムはSequencing By Synthesis(SBS)法と呼ばれる原理を用いており、フローセルと呼ばれるガラス基盤の上でブリッジPCRという手法で遺伝子を増幅した後、連続的に複数の遺伝子を並列に蛍光イメージングを取得していきます。フローセル盤面上にはオリゴDNAが林立して存在しており、DNAライブラリーをハイブリダイズさせて近傍の別なオリゴDNAとブリッジPCRすることで、数千の1本鎖DNA分子集合(クラスター)を形成させます。クラスターを1塩基ずつ合成しながら塩基配列を読み取ることで配列解読を行うことができます。クラスターの密度がゲノム解析結果には重要であるため、DNAライブラリーを厳密に定量し、適切な量(濃度)をアプライすることで高いシークエンス品質と信頼性の高いパネル検査の結果を得ることができます。
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