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低ナトリウム血症は血液中のNaの量よりも相対的に水分量が多くなっている病態であり、血清Na値が135mEq/L未満と定義されています。最も頻度の高い電解質異常で入院患者の20〜30%に認められます。
血漿浸透圧にに基づいて高張性・等張性・低張性に分類され、はじめに高張性および等張性低ナトリウム血症を鑑別します。高張性低ナトリウム血症では血漿浸透圧上昇によって細胞内から細胞外へ水が移動し、相対的な水過剰が認められます。等張性低ナトリウム血症では血漿成分の増加により血液の容積が増えてNa濃度は低値となりますが、血液中のNa量および水分量に変化は認められません。
低張性低ナトリウム血症を呈する代表的な内分泌疾患として、原発性副腎不全・下垂体機能低下症による続発性副腎不全・バソプレシン(AVP)分泌過剰症:抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が挙げられます。
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