') ?>
FGF-23(fibroblast growth factor 23:線維芽細胞増殖因子 23)は骨により産生され、Klotho-FGF受容体複合体に作用することにより、腎近位尿細管でのリン再吸収と、血中1,25-(OH)2ビタミンD濃度の低下を介する腸管リン吸収の抑制により、血中リン濃度を低下させるホルモン様分子です。慢性腎臓病(CKD)では腎機能の低下に伴い、リン蓄積を防ぐためFGF-23濃度が上昇する事が分かっています。
CKDがさらに進行するとFGF-23やPTHのリン利尿が限界となり高リン血症や二次性副甲状腺機能亢進症を発症する可能性が高くなります。このため、FGF-23濃度の測定はCKDや二次性副甲状腺機能亢進症の進行の指標となる可能性があります。また、低リン血症性クル病や骨軟化症などの骨関連疾患および腎機能の判断に有用であると考えられています。
検査材料:血清
測定方法:ELISA
基準・参考値:単位(pg/mL)10〜50
高値を示す病態
骨軟化症、低リン血症性くる病、慢性腎臓病(CKD)
▽FGF-23 線維芽細胞増殖因子 23 のキーワード
▽次の記事、前の記事
サイトについて
このサイトは「健康診断・血液検査MAP」の新規記事を掲載しています。 過去の記事はこちらから閲覧できます。当サイトのRSS
新着アイテム
ジャンル
Copyright (C) 2008
by 健康診断・血液検査MAP2