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インターフェロンはサイトカインの一種で、ウイルス感染の抑制因子の一つです。タンパク質構造および受容体複合体の認識に基づき、I型、II型、III型に分けられ、インターフェロン-λ3 (IFN-λ3) はIII型インターフェロンに分類されます。
血清中のIFN-λ3濃度は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 患者において、酸素投与を要する中等症II以上の症状が認められる数日前から上昇することが報告されています。
COVID-19は、約9割が軽症・中等症のまま回復する一方で、軽症であっても急速に病状が進行する特徴的な臨床経過が見られ、約1割は重症化により酸素吸入や人工呼吸器が必要となります。IFN-λ3の測定により、COVID-19の重症化リスクを把握することで、重症化患者における早期治療介入に寄与することが期待されます。
IFN-λ3は、SARS-CoV-2陽性患者の重症化リスクの判定補助に有用なマーカーです。
測定方法:CLEIA
検査材料:血清
基準値:単位(pg/mL)カットオフ値 13.6未満
実施料:340点
判断料:144点(免疫学的検査判断料)
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