FXで利益を得る方法には為替差益とスワップ金利(スワップポイント)があります。
1)FXの為替差益
実際の取引を例にFXの為替差益を見てみましょう。ここでは、元手10万円で米ドルを買う取引の場合で考えてみます。
1ドル=100円のときに1,000ドルを買ったとします。1ドル=110円になれば、為替差益は、10円×1,000ドルで1万円です。取引金額が2,000ドルであれば、利益は単純に2倍の2万円、取引金額が10,000ドルであれば、レバレッジは10倍になり、利益も10倍の10万円です。為替レートの変化による為替差益を以下にまとめてみました。取引金額を増やしてレバレッジを上げれば上げるほど、為替差益も倍増していきます。もちろん為替レートが下がった場合は損失も同じように倍増していきます。
2)FXの金利(スワップ金利:スワップポイント)
スワップとは「交換」という意味で、FXの場合は金利が低い通貨(例えば円)を、高い通貨(例えば米ドル)に「交換する」ことで手に入る金利のことをスワップ金利といいます(スワップポイントともいう)。取引金額を増やすほど、スワップ金利も多く受け取ることができます。
スワップ金利とは、通貨間の金利差によって生じるものです。円の金利が0.5%のときに、金利4.25%の米ドルを買うと、その差3.75%を1日分に換算した金額がその日のスワップ金利の基準となります。このためより高金利の国の通貨を買うほうが受け取れるスワップ金利は多くなります。逆に手持ちの通貨よりも金利の低い通貨を買った場合は金利を支払う事になります。日本は世界の中でも金利が特に低いのでだいたいどこの通貨を買ったとしてもスワップ金利がつきます。
スワップ金利の獲得は、だいたい日本時間の朝の5〜6時くらいにポジションを持っているとつきます。また、水曜日は金土日分のスワップ金利が付く事があります(3倍になります)。スワップ金利は、FX会社によってかなり違っていることがあり、スワップ狙いのトレードをする場合はその点も注意してみる必要があります。
各国の金利は、その国の中央銀行が決める「政策金利」が基準となっています。この政策金利が変更されると、スワップ金利も増減します。実際2007年後半は、米国の政策金利であるFF金利(フェデラル・ファンド金利)が低くなったため、受け取れるスワップ金利も減っていきました。
外貨定期預金の金利はふつう満期にまとめて受け取りますが、FXのスワップ金利は毎日受け取ることができます。毎日満期がやってくる1日定期のようなものと考えればよいでしょう。
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