FX(Foreign Exchange)とは「外国為替証拠金取引」のことで、日本を含めた世界の通貨を売買する投資商品です。FXは投資商品の中でも取引の自由度が高く、リスク管理の手法も整っているのが特徴です。
FXを自分なりの方法で楽しむために、為替やFXの仕組みの理解は必須です。
為替取引とは
日本の円をアメリカのドルと交換するなど、外国と通貨を交換する場合のことを「外国為替」といい、ニュースや新聞で日々いわれている為替とは主にこの外国為替のことを指します。この為替の仕組みで通貨を取引することを、為替取引といいます。ここでいう取引とは「売買」のことで、外国の通貨(外貨)を売り買いすることです。
外貨預金やFXなど、外貨を売買する商品はすべてこの「為替取引」です。
例えば電気製品は、電気店がメーカーから製品を仕入れ、それに利益を上乗せして販売しています。それと同様に外貨も銀行やFX取扱会社などが市場から外貨を仕入れて、それに利益を乗せて私たちに販売しています。外貨の仕入れ先は「インターバンク市場」と呼ばれていて、世界各国の大手銀行同士が取引をしている市場です。
私たち個人が為替取引をする場合は、外貨預金やFXという金融商品を利用して取引することになります。
外貨も取引される一種の“商品”ですから、値段があります。この外貨の値段のことを「為替レート」といいます。例えば1ドルが100円のときもあれば120円のときもあります。
この為替レートはどのように決まるのでしょうか? モノの値段が需要と供給で決まるように、為替レートもその外貨の需要と供給で決まります。つまり人気がある外貨は為替レートが上がり、人気のない外貨は為替レートが下がります。
その外貨の人気を左右する大きな要因はズバリ「景気」です。景気が良い国の通貨は金利が高くなるので、その国の通貨の人気が高まります。また、景気が良い国の商売や投資は魅力的であるため、その国の通貨の需要が増えます。このように人気が高まると、ますますその国の通貨の値上がりを期待した需要が高まります。
為替取引によって得られる利益には「為替差益」と「金利」があります。
1)為替差益
為替レートが低いときに外貨を買い、高くなったときに売ると為替差益を得ることができます。例えば、米ドル1,000ドルを、1ドル100円のときに買っておいたものが、為替レートが上がって110円になったとします。この場合の為替差益は、1ドル当たり「110円−100円=10円」ですから、1,000ドルですと10円×1,000ドルで1万円です。
2)金利
お金を金融機関に預けると、ふつう金利が受け取れます。例えば金利2%の外貨定期預金(1年物)に1,000ドル預けたとしましょう。この場合に受け取れる金利は1年間で、1,000ドル×2%で20ドル、1ドル=100円だと、20ドル×100円で2,000円になります(税金・手数料を考慮しない)。
現在でも主要先進国には日本に比べて金利が高い国が多く、米ドル、ユーロの外貨定期預金(1年物)の金利は2%台、その他の国にはさらに高金利のところもあります。長く預ければ、その間はずっと金利を受け取ることができるため、為替で損失が出た場合でもそれを打ち消すことができる場合があります。
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