おせち料理、毎年手作りしてますか?最近は元旦からデパートやスーパーが開いているので、わざわざ手間ひまかけて作らなくても・・・という人も多いはず。老舗の料亭や、デパートのおせちもいろいろ出ているので、お取り寄せも簡単!しかも早期予約なら割引や特典もついてお得です。年末年始はのんびり過ごす・・という方におススメです。
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おせちの語源は、古代より朝廷で使われている「御節供:おせちく」の略だといわれています。「御節供」とは、朝廷の節日に行われる宴「節会:せちえ」の席で振舞われた御馳走のこと。
平安時代には1月1日の元日節会、5月5日の端午節会などの節日があり、この時神に供えたりお客様に出された「御節供」が「おせち」と略され、やがて、お正月料理を意味するようになったようです。おせちは、本来「年迎え」の膳として「大晦日」に食べるものだったようですが、現在ほとんどの地方では、元日以降に食べるのが普通ですが、北海道など一部の地方には、かつての名残りで大晦日に食べる風習が残っているところもあるようです。
おせち料理にはそれぞれ意味があります。
かずのこ:卵で数が多いことから、子宝に恵まれる。子孫繁栄を願って。
黒豆:まめ(勤勉)でまめ(健康)に暮らせるように、無病息災を願って。
田作り:田畑の高級肥料としてイワシが使われていた事から豊作を願って、豊年豊作祈願の縁起もの。
たたき牛蒡:形や色が豊作のときに飛んでくると伝えられている黒い瑞鳥(タンチョウ)を連想させる事から、豊作を願って。
栗きんとん:金団(きんとん)とまり「金の団子」で財宝を表すため、商売繁盛や金運をもたらす縁起担ぎ。豊かな暮らしを願って。
伊達巻:「伊達」の由来は華やかさ派手さを表す言葉。巻き物(書物)に似た形から、文化の発展や華やかさを願う。
金柑甘露:金柑は金冠にかけて宝物を意味している。豊かさを願って。
昆布巻き:「よろこぶ」にかけて、おめでたいものの代表。
海老:腰が曲がるまでの長寿を願って。
里芋:里芋に小芋が沢山つくところから、子孫繁栄を願って。
祝い箸:祝箸は、両端が細く、真ん中あたりが太くなっている丸橋で、両口箸とも呼ばれています。両端どちらもと細くなっているのは、上側で神様が使って食べ、もう一方の下側で人間が食べるように作られています。
割り箸と違って最初から2本あるのは、お祝いの席では「割り箸」が仲を割るとして敬遠されるため。春一番に芽吹く柳を用いるのも、縁起がいいとされているからです。
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