有機EL(Electro Luminescence)といえば次世代の薄型ディスプ
レーの本命として期待されていますが、その電気で有機物を光らせ
る仕組みがホタルの発光現象とほぼ同じだと知っていますか?
ホタルは、体内の化学反応で生じるエネルギーにより、ルシフェリ
ンという有機物質が分解されてエネルギーが高くなります。それが
再びエネルギーの低い状態に戻るときに光ります。
この分子の「励起(れいき)状態」から「基底状態」に戻る際の発
光現象を「ルミネッセンス」と言います。
有機ELは、この「ルミネッセンス」を電気的に行うというもの。
+と−の電極にはさまれた有機化合物(発光層)が、電圧により励
起され、元の状態に戻るときのエネルギー差で光を発生します。
昨年10月にソニーから発売された「有機ELテレビ」はオーガニッ
クパネルを採用し、自らの光で美しさを表現するホタルのように。
有機物質そのものが放つ自然な光が、テレビにかつてない映像美を
もたらしました。
発光体である有機層もナノメートル(nm)単位で、パネルの厚さは有
機層を保護する2枚のガラスの厚みとほぼ同等に。ディスプレイ最
薄部約3mmという薄型化を可能にしました。
ただ、価格は11型で20万円と画面の大きさや価格はまだまだです
が・・。携帯電話や携帯音楽プレーヤー、カーナビなどの小型画面
への利用は今後増えていくことは確実ですね。
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